2021-04-08 第204回国会 参議院 環境委員会 第5号
その結果も踏まえまして、二〇二〇年三月に中央環境審議会から示された瀬戸内海における今後の環境保全の方策の在り方についての答申では、播磨灘、備讃瀬戸等において、栄養塩類濃度の低下及び水温の上昇等による植物プランクトンの種組成ですね、種組成の変化により、冬季に大型珪藻が多く発生するようになりまして、栄養塩類をめぐる競合が起こっております。
その結果も踏まえまして、二〇二〇年三月に中央環境審議会から示された瀬戸内海における今後の環境保全の方策の在り方についての答申では、播磨灘、備讃瀬戸等において、栄養塩類濃度の低下及び水温の上昇等による植物プランクトンの種組成ですね、種組成の変化により、冬季に大型珪藻が多く発生するようになりまして、栄養塩類をめぐる競合が起こっております。
もう一つなんですけれども、そのノリの色落ち被害については、冬季にユーカンピアという大型珪藻類、これによって栄養塩類が大量に、多量に消費されまして、ノリの生育に必要な栄養分が不足することがノリの色落ち被害の原因ではないかという研究者の方々からの指摘もありまして、だとしたら、栄養塩類を供給してそのノリの色落ち被害を改善するということとともに、この大型珪藻類の増殖を抑える、こういった取組も必要なのではないかと
平成十二年度にノリの不作があったわけでございますが、これの原因について、有明海特別措置法に基づき設置されている総合調査評価委員会、この報告書が十八年の十二月に出ておりますが、平成十二年度のノリ不作については、十一月に集中豪雨がありまして、その後、極端な日照不足で小型珪藻が発生せず、十二月初旬に栄養塩を多量に含む高塩分海水が持続する条件下で、高い日照条件が重なって、大型珪藻が大量発生して赤潮を形成し、
有明海ノリ不作等対策関係調査検討委員会、いわゆる第三者委員会ですが、このノリ不作の主な原因について、大型珪藻の赤潮が長期間、広域的に発生したためだと述べています。 この間、関係四県は、プランクトンの発生を抑える働きをする二枚貝の生育を助けるために、干潟を耕したり砂を入れるなど幾つかの対策をとってきました。